その他

ドランゴンボール超は最高だねって話。マイクラ関係ないけど。

今更だけれど、『ドラゴンボール超』をついこの間すべて見終わりました。

マイクラは全然関係ないけれど、今日は、このアニメを見た感想とか考察を書いていこうかなと思います。

昔ドラゴンボール見てたなあ…というあなた。ぜひ読んで欲しいです。

 

正直、ドラゴンボールって実はよく知らないまま今まで生きてきました。笑

知っているのは悟空とベジータ、クリリン、ピッコロとブルマ、そして亀仙人くらい。(初期中の初期メン)

それについこの間まで、本当に、悟天は悟飯の子供だと思ってた。悟空もおじいちゃんになったんだな、くらいにしか思ってなかったですし。

 

そんな私が、フリーザとの死闘をみて、ぶあぶあぶあ、と笑う気持ち悪いセルと戦ったあのバトルを見て、

ついには最新版『ドラゴンボール超』まで見たときには、

正直、ワンピースのゴーイングメリー号が燃えた時と同じくらい感動したよ。

なんだろう、子供のころセーラームーンがやられている姿を見て、ああどうしよう、ってドキドキハラハラしたこととか、

純粋に仲間を信じる気持ちとか、

目標に向かってまっすぐ進んでいた学生時代の希望とか、

大人になると、なかなか感じなくなるものを思い出させてくれた気がする。

 

いや、ドラゴンボールすごい。

 

まず初めに、亀仙人がかっこいいところ、正直初めて見た。

エロおやじ設定のところしか知らなかったから、オープニングの亀仙人を見た時は鳥肌が立った。

そしてこの亀仙人、最後の敵を倒そうとするとき、

『弟子たちの前で無様な姿は見せられない』

『自分の命が燃え尽きようと、若者に未来を託すのがじじいの務め』

って覚悟を決めるところがある。

 

これ、年取った今だからわかる。

本当に子供って、若者って、大人にとっては宝なんだってこと。

命を投げ出す価値のあるものなんだってこと。

 

年取った自分の将来などどうでもいい、自分の命と引き換えに、弟子たち、弟子の大切な子供たちの未来が守れるなら、

こんな命くれてやるって言い放つ亀仙人、すごい共感してちょっと泣いた。

 

子供って、希望の塊。

なんにだってなれるし、なんだってできる。

 

そんな子供たち、若者たちの未来を守るために戦う亀仙人。かっこよくて大人の鑑。

エロ仙人の時とのギャップでぐっときたし、

私も将来、こんな風にかっこいいおばあちゃんになりたいな…って思わせてくれた。

この演出はずるいよ。泣かせてきてる。

 

 

次に感動させてくれたのは17号。

あの自分の親をも簡単に踏みつぶしたくらい冷酷だった、人造人間17号がさ。

自分の命はいいからって、仲間を助けようと自爆する道を選んだ時、ついウルウルしてしまった。

 

『誰かのために自分を捨てる。これも人間臭くていいな』

 

これが、彼が選んだ人生最後の言葉。

もう、私には涙をこらえられそうにないです。涙

悟空のことを殺すために改造されて、その他の人間のことなんか別にどうでもいい…

みたいに無関心だった彼が、ドラゴンボール超では、悟空たちを

『自分のすべてを捨てても希望を託すことが出来る仲間』

だと思ったってことでしょう?

 

地球のみならず、宇宙を守る大きな戦い。

『負けたら宇宙ごと消滅』な危機に、

悟空たちなら、自分が死んでも『宇宙』を助けてくれるはず。

自分の家族も、未来も、かつて16号が大切にしていた、あの自然、そして動物たちも。

って思ったって…ことだよね?

 

そんなに強い思いで、誰かを何かを託したのって、

中学時代の部活で、

『自分が負けても、きっとあの子なら勝ってくれる!自分たちのチームは絶対次の大会にも行ける!』

って信じていたのが最後な気がする。

17号よ、泣かせてくれたな…

 

 

その次がベジータ。

もう、ドラゴンボール超、めっちゃ泣かせにきてる。

 

誇り高きサイヤ人の王子、ベジータ様だ!

ってばっかり言っていた彼が、『ドラゴンボール超』では、

なんて人間臭くて、家族思いで温かいパパになっていたことか。

それに、ベジータの『表には出さないけど心では誰よりも大切にしたいと思っているブルマと子供たちへの思いを、

これまた感じ取るブルマ…おまんは最高の嫁。

 

大切な家族を見つけた、誇り高すぎるベジータが、

『自分には、自分の大切な家族の未来をカカロットに託すことしか出来ない』

と悟ったあの涙は…今、思い出してもウルウルする。

 

サイヤ人の王子として最強でありたいというプライド、

全力で修行をしても、最強の敵に勝てない非力な自分への怒り、

生まれたばかりの子供も含めた、大切な家族の未来を守りたいという父親としての気持ち、

そのすべてを、カカロットに託すことしかできない悔しさ、

 

そんな感情が一緒になって出てきた涙だったんだろうな…

 

 

 

感動続きの『ちからの大会編』。

そんな中でも一番感動したキャラは、まさかのフリーザだった。

 

あのフリーザ、超絶悪で、とりあえず目の前の奴は

オーーーッホッホ!

で一発だった人が。

人を傷つけ、痛みつけることを楽しみにいていた、あのフリーザが。

自分のためではなく、宇宙を守るという『誰かのため』に戦おうとしたシーンは、

鳥肌なしには見られない。

 

 

『あなた、私を生き返らせるっていう約束は守ってくれるんでしょうね?』

 

この言葉をフリーザが発した瞬間、私は叫んだ。ついつい叫んだ。

今から自分を捨て、宇宙の未来のために戦うつもりだと一瞬で分かったよ。

『何かを守るため』に戦いを挑む男のかっこよさを垣間見た瞬間だった。

 

しかもまた、この時のアニメーションが最高だった。

最近の『とりあえず広角レンズっぽくしとけば迫力でるでしょ』みたいなやつとは、

全っ然違う。

 

戦いのスピード感を表現するための、

『カメラが戦いのスピードに追い付いてない感じ』の演出が素晴らしかった。

遠くにいたと思った敵が、一瞬あとには目の前に現れる躍動感、

1つの画面の中にいくつもの攻撃が描かれている精巧さ、

気が放つ光と影のコントラスト、

爆発する瞬間のエネルギーを表現する、爆発的に広がる煙の数々…

素晴らしかった。

それ以外の言葉はいらないな。

 

戦いのシーンにかけ、色にまでこだわるアニメーターの、仕事への誇りの高さを感じた。

2人で共闘するときの炎の色が『レッドとブルー』だったり、

『フリーザのゴールドと悟空のシルバー』の組み合わせも、

最高にクールだった。

 

普段、アニメは『進撃の巨人』くらいしか見てなかったけど、

ドラゴンボール、めちゃめちゃいい。

昔のアニメだと侮っていた…

 

時々入る子供向けなストーリーとは対称的に、

次どんな展開になるのか、大人でも心臓がバクバクするストーリーになっていた、

『ちからの大会編』は最高。

 

1人では勝てない相手でも、仲間がいれば勝てるようになる。

1人ではできないことでも、仲間と一緒ならできるようになる。

 

そんな、シンプルで当たり前で、でも大人になると出来なくなるようなことを教えてくれたよ、ドラゴンボール。

 

 

 

しかも、人間らしい悟空の仲間たちとは対称的な『ジレン』という、今までで最強の敵との対立も、

なんか人間の本質を突いてて上手いなって思わせる素晴らしいキャラクター設定だった。

このジレン、過去のトラウマのせいで、

だれも信用しない、孤独こそが強さ、だと信じている男。

 

なんだか昔のベジータみたいだよねえ…

だからベジータも、こいつにだけは何が何でも負けられないって思ったのかも知れない。

まるで昔の自分を見ているようで、過去の自分には勝たなければって感じたのかもしれない。

でも、できなかった。

勝てなかった。

だからこその、涙だったんだろうな。

 

話は戻ってこのジレン、『現代社会に生きる人間』みたいな性格をしている男。

 

仲間とつるんだって何にもならない。

時間の無駄。

孤独と戦う人こそ強い。

 

 

海外生活をしている私も、実際のところ、華やかそうにみえて、かなり孤独。

実をいうと今だけじゃなく、

学生生活の時だって、友達はいたけど『つるむ』ということをすることなく、必死に自分の目標に向かっていたし、

『つるむ』だけの飲み会なんてくだらない、と本気で思ってた。

そうやって勉強して働いて、実際に学校の成績も、会社での成績も出しつつ、

着実に夢を1つ1つ叶えてこれてる自分は、強い人間だって、思ってた。

 

多分私だけじゃなくて、多くの人も同じように、心でつながる仲間のいない会社で孤独と戦いながら働いているし、

その孤独に打ち勝って自分を貫く人が強い、と思ってると思う。

 

そんな現代社会の人間をあらわして、

その孤独の中で強さを求めたジレン、

 

アニメの中でも、めちゃめちゃ強い。

絶対勝てないんじゃないかってくらい、強い。

 

 

でも、ずっと昔には敵だったベジータも、ピッコロも、17号も18号も、

フリーザさえも信じて、お互い助け合って、未来を託しあえる仲間を持った悟空は

もっと強い。

 

修行してくれる仲間を持ち、美味しいごはんを一緒に楽しむ友がいて、

守るべき存在がいる悟空たちは

やっぱり強い。

 

 

なんだか、純粋に仲間を信じてバカしあっていた若いころを思い出させてもらった気がする。

同時に、いろんな成果とか、お金とか、自由とかを手に入れた割には、

こんなシンプルなことを忘れていたなあってことも。

 

子供向けでちょっとバカする一面もありながらも、大人にも響く作品になってた、

『ドラゴンボール』。

ワンピースの尾田栄一郎さんが影響されただけある。

…いや、私が言うのもおこがましいか。

 

 

いやー、久しぶりにアニメを見て興奮した。

久しぶりに、夜更かしするほどアニメを見続けた。

 

昔からドラゴンボールって大人気だったと思いますが、今もすごいですよ。

色んなキャラクターが、今でも魅力的に輝いています。懐かしいな~と思ったら、あなたもぜひ見てみましょ。

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